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柿の餡を挟んだ麩焼きせんべい。
四国、松平家に伝わる利休愛用の楽茶碗 "木守" を偲んで作られた菓子で、表面の渦巻き模様は高台を表している。

◆ 千利休が楽長次郎に作らせた赤楽茶碗7個を6人の弟子たちに選ばせたが、その時に誰も取らずに残った一碗を"木守"と名づけた。
利休の後裔が高松藩主松平公に仕えることになり、これに因んで "木守"の名で菓子を創作した。

(柿の実を取り尽くさないで、いくつか木に残す実を"木守"と呼んだ。来年もよく実るように、また鳥のために残しておく風習がある。)


◆柿を使った菓子にはいろいろあるが、岐阜・中津川にも「木守柿」の名で栗きんとんを干し柿で包んだものがある。


< こんなところに柿の木が... >

縦横に広がったオオヤマレンゲの葉っぱの陰からスクッと伸びている一本の木が気になった。
高さ1メートルぐらい、葉脈などを眺めると柿のような、ないような...言い切るのにはちょっと自信がない。

でも、誰に尋ねても即座に "柿の木" でしょう!と。
さらに「柿の木ぐらい、だれにでもわかるでしょ?日本の代表的な果実なのに...。」となかなか手厳しい。


でも、私に確信がないのは理由があった。

ここが真冬には気温がマイナス15度にも下がる、標高1200メートルの寒冷地だからだ。
この辺りで柿の木にお目にかかったことがない。
ましてや、あの輝くような実にも出会ったこともない。

私が放った種が、温暖化のせいで芽を出したのだろうか?
それとも野生の山柿なのだろうか?

**
日当たりの良い場所に植え替えて、もう10年は経っているだろうか。

「......柿8年」の諺はここでは通用しないことはわかっているけれど、
今でも3メートルの高さにしか成長していない。
もちろん、花芽がつく気配すらない。

でも、でも、柿の木なのかな〜!

元気のいい葉っぱで柿の葉ずしでも巻いて見ようと思いながらも、ためらっている。

いつだったか、
美しい紅葉したツタウルシの葉を柿の葉だと思い込んで寿司を包もうとしていた誰かさん。
その二の舞にならないように...。

あの時の光景が頭をよぎってしまい、なかなか踏み切れないでいる。


こんな謎めいた1本の木に翻弄されながら、今年も過ぎていった。

これも、国果とも言われるような柿の木だからこその想いだ。

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