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炊いたご飯をすりこぎで潰して丸め、竹串に刺して味噌ダレなどをつけて炙った餅。

御幣の形にしたことから「御幣餅」、さらに「五平餅」の文字が当てられた。
又、大工の五平さんが握り飯を木の枝に刺し、味噌をつけて火で炙って食べたことから、という説もある。

◆ 南信州の伊那谷、木曾谷では地神や農神などの祭り、収穫の祝い、来客などの非常食(ハレ)としてのごちそうで、焼きたてを先ず、山の神に供えた。

御幣型の他に、わらじ型、メガネ型、きりたんぽ型などもある。
タレは味噌や醤油味が基本だが、くるみやゴマ、えごま味噌などもある。


(参考図書:長野県農業改良協会発行『信州の味 ・ふるさと料理』、タイムライフ『日本料理』、南信州飯田の観光パンフほか)

<新米じゃあないと...>

「残りご飯があれば、それでも作れますね。」

何気なく問いかけをしたが、すぐに後悔をした。

下伊那出身の50代のKさんが、
とんでもない、と言わんばかりに顔を強張らせたからだ。


「ハレの日のご馳走なんですよ。
だから、そのため(だけ)に炊くのですよ。...まとめやすいように、普通のご飯よりも柔らかめに。
そんな、そんな、残りご飯でなんかで作れませんよ!」と。

私はその勢いにグッと体が引けた。

「新米を炊いて、それを仏さまに供えてから頂く...のが当たり前。

筒切りにした竹で成形した丸い餅を3個ずつ竹串に刺して炙り、くるみや醤油のタレをまぶした"ごへいもち"は、特別なものでしたよ。」


...体の内から言葉が出てくる。

共有はできないものの、その思いは充分に伝わってきた。

これが、郷土食なんだなぁ。

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