ログイン状態

ただいまログアウト中。ログインする
※ログインすると全データが見れます

豆腐に竹串を刺し、味噌を塗って焼く料理で「豆腐田楽」の略。
菜めしが付きものとされている。

田楽の名は平安時代から行われていた行事「田楽」に由来する。
田楽とは田植えの時に豊作を祈願して笛や鼓を鳴らしながら唄い舞う行事のことで、これを専門とする田楽法師も現れた。

「高足(コウソク)の曲」という演目の中に白袴をはき高い竿につかまって踊る場面があるが、豆腐を串に刺して立てた形がこの田楽法師の姿に似ていたことからこの名がある。

◆魚に田楽味噌をぬって焼けば魚田、里芋や八つ頭なら芋田楽、餅田楽、茄子や唐辛子に味噌を塗ったり、詰めたりして焼く田楽もある。
また、練り製品を煮込むおでん(煮込み田楽)も田楽豆腐から派生したものと言われている。

◆今日では酒の肴やおかずとして用いているが、昔はお花見弁当の定番だった。  
 
( 参考図書:平野雅章著 『たべもの語源考』 本山荻舟著 『飲食事典』ほか )


<小ぶりとは言え・・・>

信州・遠山郷・下栗の里には「二度芋」という伝統野菜のジャガイモがある。

下栗の里は800~1100mの南アルプスから伸びる険しい尾根に切り開かれた集落で、つづら折りの道に沿って民家が点在する。
まるで天空へと続いているような絶景地。

この急斜面で畑を耕すとなれば、「絶景」とばかり喜んではいられない。
掘った土は上に放りあげるようにして耕やしていくのだそうな。

でも、
斜面の畑は日当たりがよい上に水はけもよく根腐れをおこしにくいという利点がある。
これが、うまい作物の収穫につながると言うのだ。

ここで、ソバ、こんにゃくなどと並んで「二度芋」と呼ばれる小ぶりのジャガイモを作っている。
去年の取り残しが傾斜に沿って転がり落ちたのだろうか、畑の隅にじゃがいもが二つ、三つ。

この「二度芋」にエゴマみそを絡めた田楽はこの地域で当たり前に食べられている郷土料理のひとつで、長野県選択無形民俗文化財に指定されている。

丸いままのジャガイモの一つを串から外してほおばると、エゴマ味噌に包まれてモチッとしたジャガイモの食感が際立っている。

中山間地の、しかも手作業でしか耕せないような急斜面で、一年にニ度も収穫(二度芋と呼ばれる所以)できると聞いて、
うーん!
うまさも二度しみいる。

コメントする


画像の中に見える文字を入力してください。