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ポルトガルから伝えられた突起のある砂糖菓子。
ポルトガル語のコンフェイト confeito(砂糖菓子)が語源とされる。

イラコ(もち米の粉)を中心(核)にして、砂糖を溶かした蜜をふりかけながら釜の中を転がして結晶させる。
およそ2週間かき混ぜていくと、あの独特の突起が出来ていく。昔はケシの実を中心にした。
◆ポルトガル人宣教師ルイス・フロイスが織田信長に献上したのが最初だと言われている。当時は砂糖が貴重であったことと、珍しい形から上流階級層に限られた菓子であった。

◆イタリアのコンフェッティという炒ったアーモンドの周りを砂糖で真っ白にコーティングした菓子があり、出産、初洗礼、卒業、結婚などの祝い事の引き出物として配る習慣がある。

(参考図書:中山圭子著『和菓子の世界』、坂部甲次郎著『たべもの語源抄』ほか)

<もう、駄菓子...とはいえない >

駄菓子屋の店先で輝いていた金平糖。

あの突起だけでも、子ども心を浮き立たせたのに、鮮やかな色は夢をももたせた。
それが天然の色素かどうか、そんなことはどうでもよかった。

口に入れると、突起があちこちに泳いでいく感触。
いつまでも楽しみたいのに、いつの間にか噛みくだいてしまっていた。
・・・あの、カリカリの音がなかなか心地よかったからだ。
あ〜ぁ、噛まなきゃあよかった!

時を経て、
京都にある手作り金平糖の店「緑壽庵清水」。

店の戸に手をかけただけなのに、すき間から甘い香りが漏れてきた。
店内に一歩踏み込むと、香りはさらに全身を包みこんだ。

色とりどりの金平糖がところ狭しと並んでいて、他人の足を踏まないように、身をよじらせながら移動した。


こじんまりした店内は、大人のお客たちであふれかえっていたからだ。

駄菓子屋の金平糖はいつの間にか、知らず知らずのうちに、大人たちのお菓子の仲間入りをしていた・・・んだ。

いかにも本物を思わせる淡い色。

「ー季節限定」というありがた〜い言葉に、ついつい食指が動き桜の金平糖を選んだ。

持ち帰って、食器棚の隅から小さなフラスコを選んで詰め、横から、斜めから、目線を変えてわずかな違いを楽しんだ。

さて、
信長はどんな面持ちでフラスコ入りの金平糖を眺めたのであろうか。

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