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パン粉のついていないオカラとジャガイモのコロッケ。
好みで、人参や玉ねぎのみじん切りを加える。

埼玉県、行田市で古くから愛されている庶民の食べ物。

小判型であることから「銭」、訛って「ゼリー」になったとか、
お菓子のような揚げ物という意味でゼリーの名がついた、とも言われる。

また、行田市は江戸中期頃から足袋の生産地だったことから、大切な布をかけて「布来」、繁栄を願って「富来」、さらに「フライ」になったのでは、と推測する説もある。


◆行田市にはゼリーフライの他に単に「フライ」と呼ばれているお好み焼きの様な食べ物もある。


(参考図書:『日本の伝統食を考える会』で訪ねた埼玉県の人からの聞き書、『サライ』ほか)


<あの、ゼリーをフライに? >

いやいや、驚くことはない。


「アイスクリームの天ぷら」や「ベイク ド アラスカ(スポンジ生地、アイスクリーム、メレンゲの三層の焼き菓子)」も流行ったことがあった。あった!


だからゼリーだってフライにできるはず。


...と思っていたら、この「ゼリーフライ」は全く想像がつかない別物だった。

形といい、焦げ具合といい、どう見たってコロッケ...衣のない丸裸のコロッケといった出で立ちで、由来を聞かずしては、とうてい結びつかない名前だった。

昔は足袋工場の女工さんたちに人気があり、今でも行田市内に30店ほどのフライ屋が点在しているという。

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揚げたてを口に放り込むと、オカラの味が際立っていた。

なるほど、
小腹が空いた時に腹の底にズシッとくる "頼れるおやつ" だ。

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