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カツオやタイ、マグロ、イカなどの刺身を盛り合わせた「つくり」や、煮物、揚げ物、和え物などを盛り合わせた「組み物」と呼ばれる大皿料理。高知県郷土料理。

浅鉢(あさはち)の ''あ" が略されて''さわち" になったとか、皿鉢(さらはち)が ''さわち" になったとかいろいろな説がある。 高知では「さあち」と呼ぶことが多い。

◆ 藩政時代に、農家では1戸に1枚以上の皿を使ってはならぬという贅沢を戒める掟があり、これが皿鉢の始まりと言われる。

正月、結婚式、節句、棟上げ、進水式などの祝い事や葬式など、人の集まる時のもてなし料理に欠かせないものとなり、「皿鉢○○枚」という言い方をして20〜30枚に及ぶほど豪華版に及ぶものもあった。
客は好きなものを好きなだけ食べられる自由で気楽、作り手も皿が空になれば足していく伸縮自在な宴会方式が定着していった。

その度に近隣の人たちの手で協力して作っていたが、今では仕出し屋に任せることが多い。
また、競って有田焼や九谷焼の皿鉢、深鉢、大平、燗筒(銚子)、杯、杯台を持ち、皿鉢を据える物据(ものすえ)とあわせて、蔵に所蔵している家もある。

(参考図書:農文協 『聞き書 高知』、読売新聞社『日本の味 四国』、高知中土佐・民宿での聞き書、ほか)


<はちきん 、いごっそう...で充満>

静かなアーケード街を抜け出て横路にそれた途端に喧騒の一角に迷い込んだ。
入るや否や、湿気の混ざった溢れ出る熱気が押し寄せてきて、
こりゃあなんだ!

ここが噂の高知「ひろめ市場」。
どうやら、正面からではなく横から入ったらしい。

厨房から燃え上がる炎を見せてこれでもか、と言わんばかりにカツオを炙っている。
それを眺めながら注文待ちをする長蛇の列。待っているのもご馳走。

食べる座席を確保しようと席取り合戦。これもご馳走のうち。

テイクアウトした食べ物を無事に席まで運ぼうとウネウネと巧みに体を捩る者。
勢いあまった若者の笑い声、こどもの甲高い声もよし。
声高に喋りまくるおばさんやおっさん。

まさに、土佐人の「はちきん」と「いごっそう」の世界だ。

あれもこれも引っくるめて市場を支配している熱気が最高のご馳走のように思えた。
みんないい顔しているのが、その証拠だ。

食べている一つ一つは、どれもこれも皿鉢に盛られている単品。

時にはイタリアンなどもあるけれど、
それはそれ、時代の流れに身を任せよう。

でも、一つ一つ丁寧に作られたご馳走はこちらだった。
高知中土佐、上の加江ではただ1件の民宿「源ちゃん」。

夕飯は、カツオのたたきと刺身、ウツボのたたき、アオリイカの刺身、アジの刺身となめろう、ヒダリマキ(タカノハダイ)煮付け、ハモの梅肉包み揚げ、小イカのポン酢和え、イタドリの煮物など。
メニューを並べただけではご馳走は表しきれない。
漁師である兄さんから手渡しされた素材を、なめろうだってその場で拵えて、直前に揚げたハモも。
いち見の客への「もてなし」。これも土佐人気質か?

しめて 1泊2食つきで 6500円/人。1日1組限定。
テレビなし、風呂はなくシャワー、が気になる人には気になるかも。
でもそれを超えても余りあるものが...。

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