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風に吹き寄せられて集まった木の実や葉っぱのように、秋の風情を彩りよく盛りこんだ料理。
主に晩秋から初冬に向けての季節料理。

銀杏、栗、むかご、きのこ、もみじ型に抜いた人参、松葉に見立てたそばなどを箕(穀物などの実を吹き分ける農具)を模した器に盛りつけることが多い。

◆ 吹き寄せ八寸、ふきよせ煮、吹き寄せ鍋などがある。


(参考図書:中村幸平著『日本料理語源集』、河野友美編『食品大事典』ほか)


< 立つ鳥あとを濁さず >

いつもの散歩道に栗が転がり始めたら、もう季節は秋たけなわ。

あら、今朝は先客のおじさんが...。
仲間に入れてもらってイガの外し方の手ほどきを受けながら栗ひろい開始。

それにしても「山の栗よ、お前はどうしてこんなに小さいのか」と呟きながら濃厚な味に魅せられて、ついつい拾いすぎてしまう。

ほどなく、おじさんは手を止めると乗ってきた軽トラの荷台から竹箒を取り出して散乱したイガを集め出した。
ちり取りまで持ち出して。
「こうやっておくと、きれいになって気持ちがいいね〜。」
「誰の栗の木か知らんけんど、自然から頂くのは嬉しいもの、感謝の気持ちだよ。」と。

尊敬の眼差しを向けて大きく頷く私に、
「なあ〜に、あした来た時に新しく落ちた栗かどうかが一目でわかるからだよ。自分のためにだよ!」と言いかえてエンジンをかけて走り去った。

お見事!これぞ栗ひろいの達人!

それにつけても、吹き寄せられた木の実や葉っぱを模して器に盛りたくなった日本人の気持ちは大切に受け継ぎたいものだ。

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