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甘酒の一種。長野県の郷土料理。

甘酒と同じ作り方だが、甘酒は飲み物、おなっとうはスプーンですくって食べる水分の少ない濃厚なタイプ。
それに、ささぎや黒豆の甘煮が混ざる。
もちろん、ノンアルコール。

何故それを、
甘酒と言わないで「おなっとう」と呼ぶのかわからない。
佐久地方に住んでいる知人たちに聞いても首を横にふる。
若い人にいたっては、「聞いたこともない、ましてや食べたこともない」と。

あの人なら知っている、と地域に住む何でも博士みたいな人にたずねても首を傾けて、
「甘なっとうが入っているからじゃと思うけんど...」と自信なさそう。

しまいには「そんなの、どうだっていいじゃあねぇかよ、おいしけりゃいいんだよ。」
ごもっとも!

◆ 昔はどこの家でも味噌仕込み用の麹を作り、それを甘酒、おなっとう作りにも利用した。
砂糖が高価で手に入らない時代に自然の甘みが喜ばれ、お茶受けや焼餅にからめて食べた。

(参考図書:長野県食生活改善協議会編『長野色の食』、 農文協『聞き書 長野の食事』、
佐久に住む人からの聞き書き。ほか )

<人気がある...わけではないけれど>

一見すると、七分粥に甘納豆が埋まっているように見える。
ハテ、これは何?と奇異の目を向けたくなる。

スーパーには売っていないけれど、「まち(道)の駅」には寒い季節限定、数量限定で冷蔵ケースに収まっている。
誰が買うのか?...でも、誰かが買っている。
そんな絶滅危惧種に近い「人知れず食品」の仲間だ。

そんなもんは世の中に沢山あるといえばあるのに、ひと時代を背負った食べ物だけに隅っこに追いやられているのは忍びない。

そんな折に、雑誌広告に目が止まった。
「食べる甘酒にすごい力」何でも予防するぞ、と言わんばかりの唄い文句がズラリ。

そんなら、食べる甘酒といわないで「おなっとう」と言い換えてほしい。
とブツブツつぶやいてしまう。

<味噌やのおかみさんから教わった超手軽な作り方>

残ったご飯に熱湯をひたひたに入れる。一方、麹をほぐして湯(60度、指を入れて1つ、2つ...4つ数えられるほど)を加えて先のご飯と合わせる。炊飯器で4時間ぐらい保温する。残ったら冷蔵庫へ。一週間ぐらい保存できる。

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