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小麦粉に卵、砂糖、膨張剤などを加えた種をフライパンで丸く焼いた軽食。二枚重ねて皿に盛り、角切りにしたバターと蜂蜜をのせて食べる。
熱々で食べることからこの名がある。
◆ 英語圏ではパンケーキとも呼ばれるが、パンとはフライパンのことで、手鍋ひとつですぐにできるケーキという意味。
日本でのパンケーキは一般的にはホットケーキよりも小型で薄く焼いたもの指す場合が多い。
(参考図書:吉田菊次郎著.物語に出てくる楽しいお菓子の作り方。河野友美編.食品大事典。ほか)

<ハニーハンター>
ホットケーキにはバターと蜂蜜がつきもの。それなくしては食指が伸びない。
山旅が趣味のHさんがやって来た。チベットからのお土産だと言いながら、ビニール袋から大事そう、というよりも自慢そうに取り出しながら「何だと思う?」(まだ全開してもいないのに...。)開口一番、謎解きを求められた。
テーブルの上に置かれたその"モノ"は明るいオレンジ色の海綿状。フワフワに見えるのに、触ると固い結晶で、持ち上げるとそれなりの重さ(10センチ角くらい、350グラム)がある。
元の大きさはこれくらいだった、と両腕を広げて抱え込む仕草をして見せ、その一部を掻いてもらったのがコレだそうだ。

「そんなの、決まっているじゃない、今流行りの○×塩、岩塩の塊でしょ?」
...と思うでしょう?そうくるだろうと思った。こちらの想定内の言動に笑みさえも。
そんな掛け合いの後に、モノに擦りつけた人差し指を舌先に当て「あれっ、この塩、甘い!」と真逆な台詞を口走りながら、既に塩バージョンになっていた脳みそを一回転させた。
答えはヒマラヤオオミツバチが溜めた蜂蜜...ではなくて、そのおこぼれ。チベットのハニーハンターから直接ゆずってもらったのだそうだ。ヒマラヤオオミツバチは断崖絶壁の途中にできた洞窟に巣を作るので、その蜂蜜を採るためにハンターたちは命綱をつけるほど。そこで、予め蜜の溜まり具合を確かめてからイザ本番となる。
巣の中の蜜がいっぱいになって溢れ、その滴り落ちた量によって判断するというのだ。
その滴り落ちて固まった塊がコレなのだそうだ。わずかな緑色の苔がくっついているのが見えたのはどうやらその精らしい。
ヒマラヤオオミツバチの蜂蜜は高級品として取り引きされているが、このおまけは採取した人たちの持ち帰り分となる。ちょうど、板前さんが、売りには出さない、出せないものを内輪で美味しく食べるアワビの肝、ヒラメのえんぺら、マグロの引っ掻きみたいなもんかナ。この溢れ蜜を何と呼ぶかは知らない。
蜂蜜ほどの甘さや濃厚な味はないのはどうして?と、感じるほど淡い甘さ。もっぱらナイフで掻いてお茶のお友としてカリカリ。

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