ログイン状態

ただいまログアウト中。ログインする
※ログインすると全データが見れます

クリやインゲンマメ、クワイ、百合根などを甘く煮含めて、裏ごしして練ったもの。
さつまいもと練り合わせた栗きんとんのことを指す場合が多い。

昔はアワの粉で作り、その色が黄色いので「橘飩(きつとん)」と呼ばれ、その後「きんとん」となった。また、金糖煮が変化したともいわれる。
黄色のかたまりは、金運、財を成すものに見立てられ、正月など祝いの席には欠かせないものとなっている。
(参考図書:河野友美編『食品大事典』中村幸平著『日本料理語源集』ほか)
.
<馬毛なんだけど...>

茹でたさつまいもを裏ごし器の上に移して、網目に斜めに当てた木杓子でせっせと濾した。
予めさつまいもに砂糖の一部を加えて三分潰しにしているので、楽〜に濾せる。
これを鍋に移して残りの砂糖とみりんを加えて、弱火にかけながら鍋底をなぞるようにして練りあげた。
ツヤも出てきたし、木杓子の引いた筋跡かげんを見てもこれでよし。
あとは栗の甘露煮を加えて最後のひとまわし。
まずまずの出来映えだ。
※ ※
迎えたお正月。
「これ、ステンレスの漉し器を使ったでしょう!?」早速、口に入れたN嬢からのチェツクが入った。
「ステンレスじゃあなくて馬毛よ。」と答えたものの、すぐにピンときた。
馬毛とはいえ、荒目のものを使ったからだ。
長年使っていた細目のものは縁の方からすり切れはじめ、それに、真ん中が凹んで弛んでいる。ところどころに小さな穴まであいてきている。経年のせい・・・にしよう。
いつも、穴を避けるようにして木杓子を微妙に捩らせながら漉している始末だ。
だから、今年は台所の奥で眠っていたもう一つの荒目の漉し器を取り出して使ってみたのだった。
いつもより、ザラつきを感じた原因はそれらしい。

振り返ってみれば、漉し器に水を通すのは、おせち料理とポタージュぐらい。
つまり、馬毛が乾燥して悲鳴をあげていたらしいのだ。

穴まであいてしまったからには、使い途が思いつかない。
・・・では、始末をしようか。
「断捨離」の声も波紋を広げながら届いてきている昨今、
本当に「役割」はないのだろうかと、僅かにはみ出した網目の毛先をなでたり眺めたり・・・。

あるある!
「ときどき眺める癒しの道具」・・・そんな理由を引っ張り出してきて台所の奥・・・
いや、今度は台所の壁にひっ掛けてみることにした。

コメントする


画像の中に見える文字を入力してください。