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イネ科、チシマザサ。
別名をネマガリダケともいい、20センチ前後の新芽(タケノコ)を食用にする。
雪の重みで根元から斜めに延びて曲がっていることからネマガリダケの名がある。
東北地方ではジダケ、山形・月山ではガッサンダケとも呼ばれている。

◆モウソウチクと異なりアクが少なく、淡白な味と舌触りで珍重される。
雪深い信州では、6月頃になると根曲がり竹とサバ缶のみそ汁が定番として登場する。

(参考図書:清水大典著『山菜全科』主婦の友『山野草カラー百科』ほか)

<大好きなのは人だけじゃあない>

ネマガリダケ採りに必携品は携帯ラジオ。
仲間の誰にでも聞こえるように、ボリュームを最大にセットして木の枝にぶら下げる。そのラジオをとり囲むようにして四方八方へと散ってタケノコ採り開始。

身の丈を超える高さの竹薮、しかも斜めに薙ぎ倒されている。
根元を追って一旦しゃがみ込んだら、腰を曲げたまま地面を這うように移動して行くしかない。
時には竹藪の上に膝を乗っけて、目に止まればグィと手を伸ばして根元を左右に振ってポキ!
タケノコを掴んだ瞬間には、目はもう次の新芽を追っている。

「太くて根元が紫がかっているものだけを」と教わっていたのに、手当たり次第に採りまくってしまう。ジグザグでも斜めにでも地面だけを追って自由自在に移動していたら、さっきまで隣にいたはずの人は何処へやら。自分はどっちに向かっているのやら...。

ハッとしてラジオの音を確認した。かすかに聴こえて来る。ホッ!
「命がけ」といわれる意味をかみしめながら1メートル先にまた新芽を見つけた。
手を伸ばそうとしたら、噛みちぎられたような穂先だけが...。あっちにも、こっちにも。置きみやげの白いフンまでもが。

先客は熊だったんだ!


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