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とき卵に牛乳と砂糖を加えた液に食パンを浸し、バターでこんがりと焼いた料理。
英語では「フランス風のトースト」の意味になるが、「おしゃれな、気取った」という意味合いも含んでいる。
◆フランスではバケットやブリオッシュで作り「パン・ペルデュ(失われたパン)」と呼ばれる。
古くなったパンを利用した同じような料理は各地にあり、サヴォワ地方の「クルート・ドレ(黄金色の揚げパン)」、シャンパニュー地方の「スープ・ドレ(黄金色のスープ)」、南ドイツの「アルムル・リトゥル(貧乏騎士)」などがある。
(参考図書:日仏協会『フランス 食の事典』、河野友美編『食品大事典』ほか)
< レオポルド サンドウィッチって? >
今のフレンチトーストのことを、その昔レオポルド サンドウィッチと呼んでいた。
昔といっていいのかどうか、45年前に料理教室のメニューの中にあった。
当時はちょっとしゃれたパンの食べ方といったイメージもあったのに、いつの間にか喫茶店のメニューでも普通に見かけるようになった。しかも名前はフレンチトースト。
私はこれを作る度に、食べる度に、「レオポルド サンドイッチ」と呼んでいた当時の名前が頭をかすめてしまう。
レオポルドはローマ皇帝の名だとしたら、そこにはどんな繫がりがあったのだろうか。
また、何も挟まないのにサンドウィッチとは・・・。未だに謎のひとつだ。
謎を抱えている間にも、フレンチトーストは進化?していって、浸し液は牛乳に限らず豆乳や果汁、コーヒーや紅茶、中にはフルーツ丸ごとなど、主役がどちらか分からないようなものまでも。
元々余ったパンの活用から出発したという原点に戻れば、冷蔵庫の中の整理とも思える食材と組み合わせたって、ちっとも不思議じゃあないけれど。
でも、やっぱり、焼くのはバターでなくっちゃあね。
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