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ニシン科の魚。

鹿児島県南部はキビナゴ漁がさかんで、この地方の方言で「キビ」とは「帯」のこと、「ナゴ」は「小さな魚」という意味。
キビナゴの体に銀青色の帯模様があることからこの名がある。
また、吉備地方(岡山地方)で多く獲れる小さな魚(なご)という意味からだとする説もある。

◆手開きにして菊の花をかたどって並べたさしみや辛子酢味噌あえ、すし、天ぷら、素焼き、揚げて酢漬け、きびなご鍋などの料理に、また、干して出し用、発酵させてキビナゴ醤油などに利用されている。

(参考図書:本間昭郎著『現代お魚事典』平凡社『食材魚貝大図鑑』『さつま料理歳記』ほか)

<キビナゴの漬け丼>

鹿児島県、串木野港をフェリーで渡った上甑島でのこと。

おばあちゃんたちが路地に腰をおろして何やら...。
近寄ってみると、山と積まれた生干しのキビナゴをプラスチックケースに詰める作業をしていた。
専用のケースには窪みがついていて、わずか10センチのキビナゴの頭をつかんで一尾ずつ収めている。まさに手作業だ。

商品として出荷するための準備だそう。

生干しとは言え、銀色のキビ(帯)に見とれて、
思わず「うわっ!、美味しそう!」声に出したら、

作業の手を休めて、
「生干しもうまいはうまいけど、生のまま醤油漬けにしてご飯にのせて食べるのが一番!」と。

今は手持ちがないから食べさせられない、と言って残念がっていたけれど、
それを聞いた私はもっと残念だった!

そして、場所を移して作業小屋の壁にかけてあった写真を指さして、「息子が水産部門で天皇杯をもらったんよ。」と饒舌に語りはじめた。


受賞内容は 
「キビナゴは甑の財産(たから) -島が一つになって管理を実践ー」 をテーマにしたキビナゴ資源の保護管理の活動が農林水産祭中央審査委員会によって評価されたものだそうだ。
キビナゴ自慢と息子自慢を合わせた"とびっきりの笑顔"は、銀色に輝くキビナゴにも勝るほどだった。

やはり、島ぐるみで大事にに守りながらのキビナゴ漁だったのだ。

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