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ユリ科の多年草。若い葉とつぼみ、球根を食用にする。
出羽三山修行者たちが昔から食していたところからこの名がある。
古くはコビルと呼ばれ、江戸中期には行者蒜(ギョウジャビル)、日光二荒山(フタラサン・南体山)で山僧が食べるので二荒蒜(フタラビル)とも呼ばれた。また北海道ではアイヌが古くから食用、薬用のほかに呪術に用いたことからアイヌネギと呼ばれた。
◆「葷酒山門に入るを許さず」といわれ、にんにくなどの匂いの強い野菜を食べたり、酒を飲んで修験の山に入ることはかたく禁じられていたが、行者にんにくだけは荒行に耐える強壮薬として許された。
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<生でかじってみたら・・・>
昔は鱗茎に味噌をつけて食べたというので試してみたら、生らっきょうをかじったかのような刺激臭が口の中にパッと広がった。
ところが、天ぷらにするととたんにまろやかな味になり、ほどよく残った刺激臭は酒のつまみに最適だ。炒め煮や茹でて酢味噌和えなどにもおすすめ。また、全草を刻んで醤油に漬けると、にんにく醤油そっくりの味に仕上がるので、これを餃子のつけだれや炒め物の調味料として利用するのもよさそう。
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