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高知県特産の発酵茶。
蒸した茶葉にムシロをかけて寝かせ、樽に漬け込んで二段階発酵をさせる。これを臼で搗いて重しをかけて押し固め、平らになったものを切り分けて干す。昔は団子状に固めてむしろの上で干したので、その様子が碁石を並べているように見えたことからこの名がある。
江戸時代から作られてきたが、今では高知県長岡郡大豊町で一軒の農家が生産しているだけである。弘法大師(空海)によって伝授されたとの言い伝えもある。
◆日本のお茶といえば一般的には緑茶を思い浮かべるが、昔から発酵茶もあった。発酵茶の中には碁石茶のようにカビづけの後に嫌気的に発酵させるニ段階発酵茶のほかに、富山黒茶(カビによる好気的発酵茶)、阿波番茶(乳酸菌などの嫌気的発酵茶)などがある。
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<飲んでみると・・・>
茶葉が入った袋を開けると発酵茶独特のにおいがプーン。発酵茶だからといって紅茶のような香りを想像すると大間違いで、むしろ中国茶に近い。数枚の茶葉が押し固められた3センチ角の茶葉1つを急須にいれて熱湯を注いだ。膨らむのをしばし待った。薄い茶色のお茶の味は香り同様に中国茶系、とはいっても馴染みのない味。説明書には「甘酸っぱい香りと発酵させた複雑な味わいがある」と書いてはあるが・・・。
それはともかくとして、手間ひまかけた発酵茶が日本で生きつづけていることが嬉しくて、思い直してもう一服。うぅ~ん!
たかが1回や2回で味を云々するのは軽すぎる、と思い直して急須に熱湯を加えてもう一度。なるほど、今度はほのかな甘みが感じられた。さらに水を加えて煎じてみると甘みが際立って飲みやすい。
昔は茶粥に利用されたというのを聞いたが、なるほど煎じる方が碁石茶のよさが引き出せるような気がする。
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