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木灰(アク)汁に浸けたもち米を、竹の皮に包んで煮た餅菓子。
きな粉や黒砂糖の蜜をつけて食べる。ちまきの一種で、鹿児島、宮崎、奄美大島などでは五月の端午の節句に供える風習がある。もち米を木灰汁に浸けることで独特の風味が生まれ、保存性が高まる。秀吉の朝鮮出兵の際や、関ヶ原の戦いでは薩摩兵児の兵糧だったと伝えられる。
◆山形地方にも灰汁を使った餅がある。ただし木灰ではなく藁灰などの灰汁で、また竹の皮ではなく笹の葉を使うことなどが異なる。
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<さて、作ってみたら・・・>
日本の伝統食の継承・発展と新しい食文化の創造を掲げた「日本伝統食列車」にのって宮崎・綾町を訪ねた。あちこちで名物あく巻きを食べているうちに、私も作ってみようと思った。
レシピ通り、灰汁に浸したもち米を竹皮に包んで3時間茹でた。べっこう色のねっとりした餅ができあがっているはずであったのに、米粒の形がはっきり見える。しかも薄茶色、何だかつやもない。
食べてみてもアノ味わいはなく、香りもうすい。
調べてみてわかったことだが、灰汁に使う木は樫や椿のような照葉樹でなければアノ味、色、形は出せないというのだ。照葉樹を燃やして得た灰はアルカリ分が強く、これに浸すとねっとりとして弾力性のある餅になり、同時に保存効果もあがるという。九州地方は照葉樹林が多く、あく巻きもこの恩恵を受けている食品の一つであった。
私は身近にあった落葉樹である桜の木灰を使ったので、あく巻き本来の味を出せなかったのだと思う。
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