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天南星(テンナンショウ)科の多年草。
里芋によく似ているが近縁の別種で葉柄を食用にする。芋は小さくて固いので食用にはならない。葉柄を横に切ると断面が蓮のような小さい孔(アナ)がたくさん空いていることからこの名がある。
また、葉の形が蓮の葉に似ているからだともいう。
◆肥後ズイキは、この葉柄を乾燥させたもの。
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<サクサク感は夏にぴったり!>
子どもの頃、はす芋の皮むきが面白くてよく手伝っていた。涼しげな黄緑色の皮を引くとシュッーと音が響いて妙に心地よかった。引く手を早めるとシュッ!とキレがよく、ゆっくり引くとかすかな音色にと、自在に操れる楽器を弾いている気分で耳をすましていた。葉柄の中にある無数の空気穴が微妙に響いていたのだと気がついたのは、だいぶ後になってからのことだった。蕗の皮をむくような要領なのに、手や爪がアクで汚れることもなかった。
えぐみや癖もなく淡白な味で、それだけだと特徴がないように思えるけれど、サクサク感は何ともいえない。煮物などの加熱調理にも利用されるが、やっぱり生のまま薄切りにして刺身のけんや酢のものなどにするのがお奨め。
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