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スイレン科多年草の水草。

ゼリー状の粘質物に覆われている若い芽、茎や花のつぼみを食用にする。

『古事記』や『万葉集』の中ではヌナワと呼び、古くから食用にしていた。

葉茎が粘質物に包まれていることから「滑菜葉」、池沼に生えている長い葉柄の様子が縄のように見えるので、ヌルヌルした縄「滑縄」の意味だともいわれる。

その後、室町時代ごろから漢名の蓴菜を音読みして「ジュンサイ」と呼ぶようになった。

◆ 季節感のある高級食材として、吸い物や三杯酢あえに利用される。

(参考図書:牧野富太郎著『牧野新日本植物図鑑』、同朋舎出版『日本料理由来事典』ほか)

<...それが命>

あら、"たらい" じゃあ、なかった!

「アレはね、観光用。あんなもんじゃあ、ね!」

ここは、日本一のジュンサイ生産量の秋田県・三種町。

ジュンサイ採りを生業としているNさんは、沼(田んぼを沼に仕立てた)に浮かべた箱舟を指して言った。
使いやすそうな自作の無骨な舟だ。

「ジュンサイはね、さっと茹でて酢味噌で食べるのが一番だよ!
それもね、小さな若芽じゃあなくて、少し大きめの葉っぱがいいね。
それを、丼にいれて "かきこむ" のが最高!」

と、その仕草をして見せた。

確かめたくて舌を回して若芽からぬめりを切り離そうとしてみても、結ばれた強い絆?はビクともしない。

スルリと喉を素通りした。

やっぱり、このぬめりこそ、がジュンサイの命なのだ。

一方では、
ノラリクラリとつかみどころのない人のことを例えて「じゅんさいな人」と表現するそうな。


見方の角度を変えれば、評価も変わる。

そんなことにはお構いなしに、ジュンサイは今日も

ツルリン、トロ~ン。

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