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アブラナ科。春の七草のひとつ。
撫菜(ナデナ)より転化したとされているが、古くからナズナと呼ばれており、『本草和名(ホンゾウワミョウ)』918年には和名で奈都奈として「薺」の漢字を当てている。撫菜は愛(メ)ズル菜の意味かと思われるが明らかではない、としているものもある。
ナズナといってもピンとこない人でも、ペンペングサと聞いたらすぐわかる。こちらの方がよく知られている。いわれは、実の形が三味線のバチに似ているからだという。また、実がついた柄を引いて振るとガラガラと音がするのでガラガラグサともいわれる。
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<早春の味>
いかにも寒さに耐えるように地面に張りついた若い株。これを根のところから摘み取ってゆで、浸し物、和え物、天ぷら、煮物、汁の実に利用する。漬物にする地方もあり、それを具にしたなずな飯、なずな茶漬けなどもあるという。日ごろは単なる雑草としか思われていないのに、春の七草の時期には表舞台に登場する。ところが、10月なのに長野県、佐久の「道の駅」で売っていた。栽培品だと知って驚いたが、『日本料理由来辞典』に「江戸時代にも栽培していたらしい」と記されていたのにはもっと驚いた。

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