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ハラタケ科のきのこ。
開いた傘の形が、からかさに似ていることからこの名がある。
傘は茶褐色で、径は20センチ、高さ50センチ以上になこともしばしばある。手で上下に動かしても壊れにくい丈夫なつばも特徴の一つである。
加熱すれば食べられるが、これと似ている有毒のものがあるので、注意が必要である。
◆傘の部分が美味で、ヨーロッパでは傘だけをナイフで切って持ち帰るため、林内に柄だけが転々と残る不思議な光景も見られるという。

<貴婦人のよう・・・>
夏の終わりごろ、他のきのこより一足先に林に現れる。若いうちは卵形の茶褐色の傘も、1~2日すると大きく開いてきて、表面が亀裂して茶色のかけらが鱗状に広がる。華やかな色とはいえないのに、長い足(柄)で、スクッと立っている様は貴婦人のようである。傘の裏側をそっと触るとふわっとした気持ちのよい柔らかさだ。開いた傘を掌で握りこんで静かに離していくと、元の形にきれいに戻る性質があることから「にぎりたけ」の別名がある。
きのこの本によると、「食べない方がよい」と記載されたものもあるが、私は毎年、食べるのを楽しみにしている。(これに似た毒きのこがあるので、確認が必要!)
姿を存分に眺めて調理にとりかかる。、傘の内側のくぼみに白身魚のすり身を詰めて揚げたり、蒸したりする。出来上がったら食べやすいように放射状に切り分け、そしてまたもとの形に戻しておく。大きな傘の形を大事にしたいから。ほかにはバター炒めやクリーム煮にもするが、淡白なきのこなので、持ち味を生かして、あまりいじらない方がよい。

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