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葛粉(葛の根からとった粉)や小麦粉に砂糖と水を加えて練りあげた餅菓子。
蜜やきな粉をつけて食べる。

◆葛餅といっても葛粉が原料とは限らない

大きく分けると、関西では葛粉が主原料で、餅は透明感があり食感はプリプリ。
関東は小麦粉が主原料で、醗酵させて用いる。餅の色は灰色で不透明、食感はモチモチ。

◆葛は昔、穀物の乏しい山間地方で普通に食べていたものが、後に菓子として広まったものといわれている。昔、奈良県の吉野に葛の根からとっ澱粉を食べており、この地方に住んでいた人たちは国栖人(クスヒト)と呼ばれた。

(参考図書:中山圭子著『和菓子の世界』、同朋社『日本料理由来事典』ほか)

<びっくり!>

東京・亀戸天神(カメイドテンジン)にある船橋屋は参詣客を相手にくず餅屋を開いた老舗で、小麦粉を醗酵させた、いわゆる関東風のくず餅。

初めて見た時には、これがくず餅?と疑った。

今まで親しんでいた関西風のものと見た目も味の違いにびっくり!
不透明な灰色を見て驚き、ムッチリしたした歯触りと味の違いにまた、びっくり。


いやいや、驚くのはまだ早かった。
くず餅と名乗っているのは他にもある。
沖縄のくず餅はサツマイモの粉が原料だし、ジャガイモの粉(片栗粉?)を原料にしたくず餅もあるという。

それぞれの地域で澱粉質の多い食材を加熱させて固めた「くず餅」があるのは当たり前、と言えば当たり前なのに、勝手な思い込みをしていたのだった。

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