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凍った鮏の刺身。北海道の郷土料理。

ルイベとはアイヌ語で「凍った食べ物」の意味。

冬の北海道では魚を網からあげるとすぐに凍ってしまい、これをアイヌ民族がナイフで薄くそいで食べたのが始まりだという。
鮭の他にコマイ、タラバガニ、ホタテ、タコ、ホッケなどを凍らせたものも言う。

(参考図書:川上行蔵著『日本料理事物起源』 中村幸平著『日本料理語源集』ほか)

<何といっても氷下魚(コマイ)>

誰にでも、舌に焼きつけられた旨い味というのがある。

「それは何といってもコマイのルイベ」と絶賛するのは大雪山・黒岳石室(イシムロ)の小屋番。
「地元で、しかも、その場でしか食べられない、絶対に!」だそうだ。

鮭のルイベと同じように、生きたまま凍らせたコマイをナイフで削りながら食べるというのだ。
鮭よりもずっとズッと旨い!んだとさ。

「どのような旨さ?」と詰め寄る私にウ~ン!と言葉を探していたが、「まあ、一度食べにいらっしゃい」と。

ルイベといえば鮭が頭に浮かぶし、コマイはせいぜい酒のつまみにする干物のイメージしかなかった。...ゴメン、ゴメン!

この日は大雪山の「トムラウシ」を目指して出発したものの、大荒れの天候で急きょ引き返した黒岳石室(山小屋)でのこと。

連泊したよしみか、思いがけないコマイの雲上話が展開した夜だった。

翌朝になってトムラウシでの遭難事故の大惨事が知らされ、周辺の空気が一変した。


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