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筋道がたたないさま。道理や常識を顧みないさま。
仏教のことば、ムサ(無作)から出た語。また、来客に茶を出さないのは常識はずれとされたところから、ともある。
◆『日本語の源流を求めて』大野晋著には「タミル語にはmutt-u(痘痕、疱瘡)がある。われわれは「無茶」と江戸時代から書くが、これは漢語ではない。天然痘の結果のアバタが顔中にポツポツと不規則、乱雑に残る。それに対して「無茶」「滅茶」と漢字を当て、のちに不規則、乱雑、でたらめなことを「無茶」とか「滅茶」とかいうようになったのではないか。天然痘は絶滅したが、昔は顔に発疹ができ、ただれ、その後に痘痕(アバタ)が残って、顔がひどい状態になるのが例だった。この疱瘡(ホウソウ、天然痘の俗称)を奈良や兵庫県赤穂ではムッチャという。これをメッチャというのは福井、滋賀、大阪、徳島でミッチャというのは京都、大阪、志賀、兵庫、奈良、岡山、香川、徳島などである。これはこの頃のようにアバタ面の人がいなくなった時代には理解しにくいかもしれない。」とある。
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<無茶苦茶とは?>
日常茶飯事、お茶をひく、お茶をにごすなど、茶の文字のついた諺や慣用句は多く、日常生活になじんでいる。これらのルーツは茶と何らかの関係があるものが多いが、茶とは関係ない「タミル語」説はおもしろい。そういえば、カレーの語源にもタミル語説というのがあった。
ちなみに、「無茶苦茶」の「苦茶」は無茶を強調することばで、「滅茶苦茶」も同様だという。
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