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バラ科、落葉高木。
アマスウメ(甘酸梅)という意味からこの名がある。桃になぞらえる外来の植物という意味で、他の種類の植物と共に「からもの」と呼ばれていた。
江戸時代に長野県、松代藩主、真田公が産業奨励のために苗木を配ったのが始まりであるが、当時は果物としてではなく、咳止めなどの薬用として種(杏仁)が用いられていた。果肉も食べるようになったのは文政年間(1818~1830年)に入ってからで、杏の果実である「杏子」を食べる習慣が広がるにつれ、唐音の「アンズ」という名で呼ばれるようになっていった。
◆中国では医者のことを杏林ともいう。中国の古仙、董奉が、病気を治した報酬にお金を貰う代わりにアンズの木を植えさせた。それが数年後に林となったという故事からきたものである。
◆英語の「アプリコット(apricot)」はラテン語の「アプリカス(apricus)」の転語といわれ、「よく日光があたって早く熟した」という意味である。同じ仲間である桃の中では他のものより一足先に熟するという意味で名づけられたらしい。
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<そういえば・・・>
東京都にある「杏林大学」の名は◆に記載した中国の故事に由来する。

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