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バラ科の落葉高木の果実。
「ナ」は古語では「中」のこと。内部が酸っぱいことから「ナスミ(内酸味)」と呼ばれているうちに、ミが省かれて「ナス」に、さらに転じて「ナシ」になったという。
◆『日本釈明』(貝原益軒)には、ナシとは「中白」、または「中酸」という意味だとしている。これは果肉の色が白い、果実が芯になるほど酸っぱい、ということからきたものであろう。また、新井白石は芯が渋く酸っぱいので、「スシ」と言ったのがいつの間にかナシとなった、としている。
◆中国では昔から野生種があり、野生のものを檎といい、栽培品を梨というように区別している。
◆日本の果樹の中で柿などとともに古いものの一つで、『延喜式』(927年)には甲斐の国(山梨県)から青ナシを貢上したと記されている。
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