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バカガイ科の二枚貝。
ふだんは砂底にもぐっているが、波の静かな日は赤くて長い足を出していることが多い。この足の出し方、殻の開き方がだらしなく見えるため、この名がある。また、砂の上で転がっていることも多く、干潟の上で口をぱっくりあけているところを鳥につつかれ、あえない最後をとげてしまうことすらある。馬鹿みたいに大口をあけている貝、というところからバカ貝の名がついたともいわれる。
◆バカ貝は潮の具合や環境の変化に敏感で移動が激しく、住み場をよく替えるので場替貝(バカエガイ)と呼ばれ、それがバカガイとなっという説もある。
◆千葉県の青柳はバカ貝の産地であった。すし職人はバカ貝の剥き身を「アオヤギ」と呼び、「最上の貝」として自慢した言い方をしたが、今では一般的な呼び名になった。
◆足を「舌」、貝柱を「小柱」という。貝柱は刺身、酢の物、かき揚げにすると美味で、商品価値も高いことから「親まさり」ともいわれる。

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