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蛸の卵のこと。
蛸は海藻や蛸壺に粟粒ほどの小さな卵を連ねるように産みつけるが、連なっている様子が藤の花のように見えることからこの名がある。兵庫県、明石地方の名物で、カイトウカ、マコともいう。
素干しや塩漬けなどに加工して市場に出回る。

<買った!そして、食べた!>
京都の錦市場にある珍味店「喜久屋」でびん入りの海藤花を買った。濃いめの塩水に浸った卵は淡く黄みがかった白色で、箸でつまんで引き上げると、5センチぐらいの連なりがたれ下がってついてきた。ちょうど海ぶどうを小型にしたような形であった。
先ずは、そのまま口に運ぶ。案の定、少々しょっぱい。が、歯ざわりがいい。次に塩出しをして、若布の酢のものの上にちょこんと盛った。黒っぽい若布によく似合い美しい!そして海藤花の奥に見え隠れする食文化にほのぼのとした気持ちになった。

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