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ものを数える際、その数をごまかすことをいう。サバヨミともいう。
サバとは魚の鯖のこと。市場ではシラス干しなどの小さな魚は量り売りにするが、鯖のような中型の魚は「ひとよ、ふたよ、みっちょう、よっちょう、・・・」などと早口に言って目にもとまらぬ速さで数える。
これを「魚市(イサバ)よみ」といい、数えている途中で数をごまかすこともあることから「数をごまかす」意味に使われるようになった。

◆また、鯖は腐りやすいので早く売りさばく必要があった。ひとつひとつ丁寧に数えないで、いいかげんに数えたからとか、二枚を一連とした刺し鯖にして数えたからとする説がある。
「刺し鯖」とは背開きにした塩鯖の一尾の頭をもう一尾のエラの間に刺して重ねたもので、昔はよく庶民の食卓にのぼったという。

(参考図書:大言海。同朋社、日本料理由来事典ほか)

<...されど、鯖缶>

安い、うまい、栄養がある...そして非常食。...で、思い浮かぶのは鯖缶。
それゆえにスーパーでの定番商品には違いないけれど、それでも、目につきやすい場所に繰り出す時がある。
それは筍の季節。
これなくしては筍も形無し、と言わんばかりだ。
たいていは一個100円そこそこのもので庶民には手が届きやすい。

ところが、八戸の「かっちゃん市場」から少し外れたところの店で、堂々たる風体の鯖の水煮缶を見つけた。
「八戸水揚げ」の文字が際立ち、一缶700円。
内容量370グラム、ということは通常の缶のおよそ倍量。

い、いつから、そんなに偉くなったんか!と呟きながらも、目は缶詰に釘づけ、右手の指先は財布を求めてバッグの中をゴソゴソ。
「高価」なことが購買意欲をそそる、というのはこの事か!
時にはまんまとのってみよう。

それからというもの、水煮缶が妙に気になりはじめた。
産地や海域の違い、旬、塩、部位(とろ)へのこだわりを売りにしたもの。
たかが鯖缶、されど鯖缶!

集まったのは10缶。
水煮というからには原材料は塩と鯖だけと思っていたら、中には野菜エキスを加えたものもある。
奮っているのは若狭湾漁場の鯖をたたえながらも、中身はノルウェー産。
これぞ「さば読み」ではないか!

さて、中身の形態や味はどうなっているのだろうか?
気はハヤるけれど、食べ比べるには全缶を一気に開けるしかない。
そうするには、頭数ならぬ口数が揃わなくては。
いっそのこと、鯖缶パーティーでも開こっか!

その暁には、飯に汁、漬物、そして肝心なのは薬味。
ミョウガ、ネギ、ショウガ、シソ...。玉ねぎの薄切りも是非欲しいな。
調味料は、醤油、味噌、マヨネーズ、ワサビ、七味、梅ぼしを用意しよう。
豆板醤やカレー粉、サルサ、ココナッツなんかはどうなのかな?

既に卓上の顔ぶれは描かれているのに、
鯖缶に思いのある人に、言い換えれば「物好きな人」に声 をかけたいと思うと、なかなか実現しない。

まっ、いいか!
缶詰ともなれば「生臭れ」もないだろうから。

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