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古代の中国やインドの伝説では王者が仁政(よい政治)を行えば、天から甘い露が降るといわれ、この露のことを「甘露」という。(梵語アムリタの訳語)
甘露は神々の飲料で、これを食べれば(飲めば)飢えを満たし、渇きをいやし、死者をも復活させるとして不死の霊薬とされる。
これが転じて仏の教え、仏の悟りなどにもたとえるが、一般的には「甘味のある飲料」、「美味なこと」を指していう。甘露水、甘露漬け、甘露煮、甘露梅、甘露味、甘露飴などは聞きなれた言葉である。また美味な酒を甘露といい、出家者の間では酒の隠語として用いられる。
◆『広辞苑』には「夏にカエデ、エノキ、カシなどの樹葉から甘味のある液汁が垂れて樹下を潤すもの」とある。
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