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ゴマ科の植物。インド原産でメソポタミアからエジプトに広がり、やがてシルクロードを経て中国に、中国から日本へと入ってきた。
中国では西域の異民族を「胡」と呼び、「胡から伝わった麻の実に似た種子」 という意味から「胡麻」と名づけられた。
◆奈良時代には栽培植物の一つとして畑に作られ、平安時代には絞った油を料理に用いるようになった。栄養的に優れた胡麻は古くから重宝された食品である。
◆古代エジプトでは女性の化粧用にも使われた。『千夜一夜物語』のアリババの呪文「開けゴマ、閉じよゴマ」からは、イスラム世界で魔力を秘めた神秘的なもので大切に扱われていた。
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<ピンク色の花から>
城壁のような鞘に詰まった無数のゴマは「ふしぎ」そのものであった。あんなにきれいなピンク色の花なのに、実った種は似ても似つかぬ薄茶色。子どもの頃には期待が外れてがっかりしたものだった。
そんな「がっかり」を覆すように食卓の上では役者ぶりを発揮した。煎っただけでプチプチ、切り胡麻にすると香りがフワァ、摺ると舌の上で味がしっかりと留まる。
さらに摺り続けるとねっとりと油が出て味は濃厚になる。正に本領発揮と言わんばかり。それぞれの段階で色も薄茶色から濃い茶色にと微妙に変わっていった。
漬物や味噌汁の上にパラパラ 、青菜の和えもの、ゴマ豆腐にするのか、メニューによって摺り加減を変えた。
かつては醤油や七味唐辛子などと共に卓上の常連組で、一時は卓上型ごますり器なるものが登場して賑わいを見せていた。今ではあまり見かけなくなったが、代わりにドレッシングやパン、クッキーなどの形で広がりを見せている。やっぱり、ゴマはしっかりと人の舌を掴む魔力があるのかな?

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