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見せかけだけで内容の伴わないこと。人の目をまぎらわすこと。
江戸時代の名物菓子「胡麻胴乱(ゴマドウラン)」の別名である「胡麻菓子」の名に由来する。
胡麻胴乱とは小麦粉生地にゴマを混ぜた焼き菓子で、ふっくらしているのに中には何も入っていない。このことから、見せかけだけで中身が伴わないことを「ごまかし」と言うようになった。
(胴乱とは薬や印、たばこなどを入れる方形をした携帯用の袋のこと)
佐賀の「逸口香(いっこっこう)」、長崎の「一口香」と呼ぶ中が空っぽの菓子は胡麻菓子である。
◆ごまは香りがよいので料理に使うと味がよくなる。はじめは味の程度をよくする意味に使われていたのに、見せかけのものや人の目をまぎらわす、などの意味に広がっていった。
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<えっ!中が空洞・・・>
ベトナムのレストランでのこと。
テーブルに風船のようなボールがサービスされてきた。
マスクメロンを大きくしたような、薄茶色の皮の表面には雲竜模様が見え隠れしており、横から見ても上から見てもまん丸。どう見ても中は空っぽで、軽いように見えるけれど風船ほどではない。
揚げた香りもする。これをどうやって食べるの?と口々に。
そんな客の声には目もくれず、サービス嬢は丸みにそってキッチンばさみでジョキジョキ。10センチ角ぐらいの一枚を手の平にのせ、そのくぼみに鶏肉の炒め物を入れて手渡された。固唾をのんで手先の動きを追っていた一堂は顔を見合わせてあっけない結末にアッ!
不思議がっている私たちをみかねてか、「どうぞ」と厨房へ手招きされた。ボールの作り方を見学させてくれるというのだ。
そこには油に浸してある生餅のかたまりがあった。10センチぐらいをお玉でちぎりとると、別に用意した中華鍋に移して揚げていく。こちらも油がたっぷり。はじめはウンともスンとも言わない餅が、油の温度が上がっていくうちに気泡がではじめた。2本の中華ヘラで転がしながらゆっくり、ゆっくり、ていねいに泳がせていく。この間弱火のまま約15分。すると餅は不思議なほどに膨らんでいく。はじめは歪んでいたのにだんだん丸ーくなっていく。色も白から除々に薄茶色へ。ヘェ~!魔法のような展開に唖然!「百聞は一見にしかず」
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