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リキュールに浸した薄切りのスポンジケーキとアングレーズソース(カスタードソース)を交互に重ねてホイップクリームなどでデコレーションした、やわらかいイタリア菓子。
ズッパとは「スープ」の意味だが、元はゴート語(クリミヤ半島で使われていた古語)の「スッパ(液体を含んだ薄切りのパン)」に由来する。アングレーズとは「イギリス風」の意味でカスタードソースのこと。
この菓子はイギリスのトライフルと同様に、最初はスープ状のクリームデザートであったものが、スポンジのようなものも入れるようになり、やがて形を整えてケーキのようになっていったのではないか、と言われている。
◆ルーツは16世紀半ばメディチ家シエナに遣わしたコレッジョ公爵をもてなすディナーで出された「ズッパ・デル・ドゥーカ(公爵のスープ)」が元になる。スポンジと蜂蜜入りミルク、アルケーメス(赤色のリキュール)を使ったこの菓子はメディチ家でもてはやされた。特に、イギリスからの客人に好まれたことから、「イギリス人たちのズッパ」、さらに「イギリス風ズッパ」になったという。
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<オーブンはなくても...>
ガスオーブンと決別して久しい。かつて「あったら便利」と思って買い集めたものが、気がついてみれば「なくてもいいもの」「ない方がいいもの」になってしまっている。それでも「物は大切に」を掲げて隅へ片づけたのに、挙げ句の果てには死蔵品。
さて、オーブンがないと何が不便か?
焼き菓子が出来ないなどと御託を並べて見ても、それほど頻繁に作っているかと問われると口ごもる。菓子ならばゼリーや寒天、葛などの冷菓やホットケーキ、クレープなどのフライパン菓子、電子レンジもあるではないか。いざとなれば、薪ストーブの中天板でも、などと納得させてからの決断であった。(菓子だけではないけれど)
このズッパイングレーゼはオーブン不要、簡単、それでいて材料次第では華やかにもなる優れもの菓子。スポンジの代わりにパンやカステラ、クッキーなどを利用することでオーブンがなくてもよい。元々は菓子の切り落としなどを利用した再編成菓子であるイギリスのトワイフルがルーツという説もあるくらい。これにれっきとした名がついているとなると、作る側にも意欲が湧いてくるというもの。
そういえば、どこにでもある丸いビスケットとホイップクリームだけの材料をつかった超簡単菓子が流行ったことがあった。ビスケットにクリームをサンドしながら、それを数枚重ねたものを横に並べてラップでしっかり巻いて冷蔵庫で一晩ねかせる、というもの。クリームの水分でビスケットをしっとりさせただけなのに「あー、美味しい!」。
コレにだって名前がついていればね〜。

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