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糖衣でくるんだキャンディー。中には果汁、ウィスキー、ブランディーなどが入っている。「ボンボン」とはワンワン、ニャンニャンと同じような幼児語で、たいていの場合はかわいい、という意味合いをもつ。
◆紀元前177年、古代ローマの貴族ファビウス家で、赤ちゃん誕生のお祝いに町中の人に配られた「ドゥルチア(dulcia)」が発祥とされる。当時はアーモンドに糖衣をかけたもので、現在のフランスのドラジェ(dragée)にあたる。今ではパスティーユと呼ばれるキャラメル状の飴類、糖衣をかむとお酒が出てくるリキュールボンボン(日本で流行したウィスキーボンボン)などもある。
◆フランス美食辞典『ラルース・ガストロノミーク』にはアンリ四世(1553~1610年)は、「ボンボンを常にポケットに忍ばせて、ことあるごとに貴婦人たちに捧げた」と記されている。
当時は宮廷の貴族や貴婦人の間で流行し、ボンボンのための専用の容器「ボンボニェール」というのもあるくらい貴重な糖菓であった。今でも大切な人への贈り物をする習慣があり、日本でも結婚式の引き出物として用いられることもある。

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