ログイン状態

ただいまログアウト中。ログインする
※ログインすると全データが見れます

主として調理を行う場所。
もともとは食物を盛った皿を乗せる台を「台盤」、台盤をおくところを「台盤所(ダイバンドコロ)」と呼び、それが詰まって「台所」となった。
さらに、台盤は「御台(ミダイ)」ともいい、これをとりしきる将軍や大名の夫人を「御台」、「御台盤所(ミダイバンドコロ)」、「御台所(ミダイドコロ)」といった。
また、女房詞では飯のことを「御台(オダイ)」と呼んだ。
◆少し異なる解釈に「台」は食物、特に米の飯のことをいい、これを置く場所を「台盤所」といった。と同時に食事を作る場所でもあり、台所とは「台を調えるところ」という意味がある。
◆「台盤所」の名は、平安時代の『源氏物語』や『大鏡』にも登場する。台盤所を台所と呼ぶようになったのは鎌倉時代ごろからで、室町末期には諸大名の家でも呼ばれるようになった。そして、江戸時代には台所奉行、台所衆と台所の名を冠する役職が設けられていた。
◆「台所を預かる」「台所が苦しい」という言い方があるが、これは家計の中心が台所にあったことを表している。
.
<そういえば・・・>
台所と聞けば、かつては土間やかまども据えられていた古めかしい場所であった。
草もちのために摘んできたよもぎ、土のついた大根やゴボウ、里芋などは一旦土間を経て流しに運ばれた。
干し柿のための皮むきや魚売りのおばさんから届いたいわしの手開きも、新聞紙を敷いた土間の上だった。
今では下処理済みの食品を買ってきてそのまま冷蔵庫に収めるというのも珍しくはないし、レンジでチーンの食品も巾をきかせている。
そして冷蔵庫は家族の誰でもが手軽に開閉できるようにと、台所の隅からダイニングルーム側へと躍り出た。
台所のスペースが縮小していくにつれ、魚は切り身や骨なしが常識になり、畑で育つ野菜と食べている野菜がつながらない子どもたちも多くなっているのではないか?
そんな不安を感じながらも、私の台所仕事は年々省略の道をたどっている。

コメントする


画像の中に見える文字を入力してください。