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主として調理を行う場所。
もともとは食物を盛った皿を乗せる台を「台盤」、台盤をおくところを「台盤所(ダイバンドコロ)」と呼び、それが詰まって「台所」となった。
さらに、台盤は「御台(ミダイ)」ともいい、これをとりしきる将軍や大名の夫人を「御台」、「御台盤所(ミダイバンドコロ)」、「御台所(ミダイドコロ)」といった。
また、女房詞では飯のことを「御台(オダイ)」と呼んだ。
◆少し異なる解釈に「台」は食物、特に米の飯のことをいい、これを置く場所を「台盤所」といった。と同時に食事を作る場所でもあり、台所とは「台を調えるところ」という意味がある。
◆「台盤所」の名は、平安時代の『源氏物語』や『大鏡』にも登場する。台盤所を台所と呼ぶようになったのは鎌倉時代ごろからで、室町末期には諸大名の家でもいわれるようになった。そして、江戸時代には台所奉行、台所衆と台所の名を冠する役職が設けられていた。
◆「台所を預かる」「台所が苦しい」という言い方があるが、これは家計の中心が台所にあったことを表している。
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