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茹でたウコギ(落葉低木)の若芽に大根の味噌漬け、くるみを加えて和えたもの。
それぞれを細かく切ってほろほろ状態にして和えることからこの名がある。

◆米沢藩(山形県)では上杉鷹山(ヨウザン)(1751~1822年)が凶作時に備えて各戸にウコギの生垣を作らせ、若芽を採って食用として利用することをすすめた。
『料理物語』(1643年)には葉を茹でて浸し物や、汁の実、ウコギ飯、餅についたり茶の代用にもする、とある。

◆ウコギの根の皮を乾燥させたのを漢方では五加皮(ウーカーピー)といい、滋養強壮剤に用いられる。

(参考図書:主婦の友社『山野草カラー百科』、清水大典著、『山菜全科』ほか)

<救荒食という先入観>

棘をよけながら芽を出したばかりのウコギをつんだ。
歯先で噛んでみると青臭くて苦味があるし、茹でると多少和らぐものの積極的に食べたいとも思わなかった。
それに、信州ではよく見かけるのに、これを食べるという話をほとんど聞かなかったからだ。

ところが、山形出身のHさんから「ほろほろ」を熱々のごはんに乗せて食べた思い出話を聞いた。
「湯気から立ちのぼる香りが鼻をぬけていくアノ瞬間がいいのよ〜!」と語尾をあげて話す表情には旨いが伝わってきた。
早速お試し。

なるほど、今まで気になっていたウコギの強い臭いは「よい香り」へとひとまたぎ。

食べ物は口から入れるものだと思っていたら、美味しさは耳からも入ってくるのだ。


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