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白穂(シラホ)がつまったことば。
白穂とは、波が白く泡立つさまを穂に見立てた表現で、波の花と同様に女房ことばである。
また、ウシホ(潮)のウが省略されてシホになったともいわれ、ウシオは大海水(オシホ)のことである。 
◆宮城県、塩釜神社の別宮に塩土老翁(シオツチノオキナ)が祭られているが、 この翁が藻塩焼きの製塩法をもって南方より日本列島へ渡来し、各浦へ教え歩いたと伝えられる。
これは藻塩草(ホンダワラなど)に何度も海水をかけて塩分を多く含ませ、それを乾かしてから焼いて塩を集める方法である。山部赤人は『万葉集』に「藻塩焼く・・・」と詠っている。
◆塩の入手が難しかった古代ローマでは塩を月給として支払った。この塩(サルト)が、英語のサラリー(月給)の語源とされる。サラダ、セール、セル、サルサなどもルーツは同じである。
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<この世で一番うまいものは・・・>
「それは塩です」と答えたのは春日の局。尋ねたのは徳川家康。さらに家康は「では、一番まずいものは?」と続けた。「それは塩です」と答えた。
料理は塩の加減で美味しくも、まずくもなるということを表している。
この基本調味料である塩は専売制が廃止されて、'02年に販売の自由化がはじまった。グルメ志向や健康ブームにも後押しされて今まであまり目にしなかったカラフルな輸入もの、これに負けじと国内の小さな業者などが市場に踊り出た。塩のブランド化がはじまって久しい。
私自身も珍しい塩を見つければ買い、プレゼント用にもうひとつ、そしてもらい、いつの間にか各国、各地の塩、salt、sel・・・。ひとなめして、それぞれのまろやかさに一度は称賛のことばをおくったものの、おろし金でガリガリおろさなければならない塊にはなかなか手が伸びない。天ぷらにはこの塩、サラダにはコレ、と使い分けしたくなるのに、粒を挽くミルの数が足りない。
結果、棚の上で行儀よく順番待ちといったところか。それにしても、アメジストのような黒紫色の塩(ネパールで買ったチベット産)は「ふつうの調理に」と伝え聞いたのに、温泉のような硫黄の味、臭いが強烈すぎて、何に使ったらいいものやら・・・。未だによい使い途が探せないでいる。
いっそ、入浴剤にでもしょうかしら。

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