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アンコウ科の魚。
暗愚魚(アングウオ)が訛ったという説。暗愚とは「のろま、バカ者」の意味で、動きが鈍く大きな口を開ける姿からきたともいわれる。
また、千葉や三重、和歌山の方言でヒキガエルのことを「アンゴオ」といい、アンコウとヒキガエルが似ているところからついたともいう。
◆形が楽器の琵琶に似ているので中国語では「琵琶魚」、英語では「悪魔」「釣り師」、フランス語では「海のヒキガエル」「大口」など、不名誉な名前で呼ばれている。
だが、味は「東のあんこう、西のフグ」と称されるほど美味であり、水戸藩では冬になると将軍家に献上していた。
江戸川柳に「魚偏に安いと書くのは春のこと」とあり、庶民の口に入るのは値下がりする春のことで、旬の冬には高価な魚であったらしい。
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<あっ!のどの奥にも二つ目の歯が!>
◆茨城、大津港の一角に鮟鱇がつるされていた。頭には釣竿のようなネコジャラシがついていて、これをユラユラ動かして小魚をおびき寄せるのだという。歯の奥を覗いてみると喉のところにももう一つ歯が!えっ、二つあるの?
驚いたところで、いよいよ地元の漁師さんによる「つるし切り」開始。
鮟鱇の黒っぽい皮が頭からはがされていき、あっという間に透明な薄ピンク色の肌があらわになった。何となまめかしい!さっきまでの、グロテスクな姿はどこにいったのやら。たちまちのうちに「アンコウの七つ道具」といわれる肉、エラ、肝臓、尾びれ、卵巣、胃袋、皮に仕分けされた。中でもつやつやしい肝臓(アンキモ)にはほれぼれ!できればこのまま蒸してポン酢で食べたいな〜。何しろ、この頃は外国産のものばかり目にしていたものだから...。
さあ、お次は調理編。
「鮟鱇鍋、どぶ汁ともに味の良し悪しを決めるのはみその煎り方」だと前置きがあった。
最初に空鍋を熱して肝を入れるが、入れた時にジャっ!と勢いのいい音がしないと×。これを確認してからでないと、肝の臭みが出るそうな。肝を煎っていくうちに塊が崩れて脂がジワジワと出はじめる(10分ぐらいであったろうか)。粒状になってきたところで、はじめて味噌を加える。そしてさらに混ぜ、味噌が肝の脂に包まれて一体になるまでじっくり煎っていく。この間10~20分。この味噌こそが鍋やどぶ汁の基になるのだと。

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