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料理店や寄席などで縁起を祝って門口に塩を盛ること、またその塩のこと。
本来浄め、祓いの目的に用いるもので、相撲の力士が土俵に塩をまいたり、葬儀から帰ってきて家に入る前に塩を振りかけてもらったりするしきたりも同様である。
◆中国の風習が伝わった
中国に多くの側室を抱えていた皇帝があり、毎夜、羊の車に乗って順に側室のもとへ通っていた。一人の側室が自分の所に来てもらおうと知恵をしぼり、羊の好物である笹と塩を家の前においたところ、羊はその家の前から一歩も動かなかったという故事がある。もともとは女郎屋や料理屋など男客が来る店の入り口に盛ったのがはじまりである。このことから、客の足を止めるようにと、店の入り口に塩を盛るようになった。
◆羊ではなく牛であったという説
多くの側室を抱えていた皇帝というのは上記と同じであるが、牛に乗って行き先を牛に任せたという。そうすると、不思議にも毎晩同じ家の前でとまるので調べたところ、家の入り口に盛塩がしてあった。
<ところで・・・>
羊や牛などの草を食べる動物は塩分が不足がちなのか、塩分をほしがる。そのため、たいていの牧場には「塩くれ場」があり、常に塩を備えている。また、象は自分たちの「水のみ場」と同様に「塩分の多い岩」を見つけ利用している。

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