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中国、清の時代に行われた贅を尽くした宴会料理。
満民族と漢民族の最高のご馳走を集めた料理で、宮廷の行事として行われていた。
清王朝の高官の多くは中国東北部の満民族によって占められていたが、各部署には漢民族の官吏がおり、彼らの協力なくしてはスムーズに政治は行われなかった。漢民族との融和政策の一環として官僚相互の交流を図る目的で宴席がもたれたのが始まりとされる。
満民族は遊牧民族であったので、肉を塊のまま焼いたり、煮たりする素朴な料理と点心類が中心であった。それに対し、漢民族は高い食文化の歴史をもち、素材には鶏やあひる、魚介類、つばめの巣などの高級乾物を集めた多彩なメニューであった。従って漢民族の料理が主体で、ところどころに満民族の料理が加わるという構成であった。
「満漢全席」は2~3日かけて行われる、まさに豪華絢爛の大宴席であった。今でも豪華宴席の代名詞として用いられてはいるが、当時と比べると宴席の規模や料理内容ともに簡略化されている。

<今では・・・>
朝日新聞('07.4.3)の記事によると、
『満漢全席』という大著を編み、これまで内外で200回以上も満漢全席を披露してきた北京在住の料理人、周錦さん(61)によると、
満漢全席のにメニューは時代とともに洗練され、北京や上海、広州、香港などでは地方独特の味つけがされるようになり、今では自然動物保護のため熊や猿は使わない。昼夜3日連続で、200品以上の料理を味わうのが本式だが、時間がとれず何回かに分けて挑戦する客もいる。フカヒレ、アワビ、牛、ブタ、羊、鶏、カモ、ハト、ツバメの巣などのよりすぐった食材が一級の腕で調理されたもので、金額は10人前で約2000万円。
・・・そんな料理を一度は味わってみたい。と思いつつも、受け入れる丈夫な胃袋を用意するのも難儀なことだ。

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