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豚肉、鶏肉、タマネギ、シイタケ、モヤシなどを炒め煮にしてとろみをつけた中華丼のような料理。アメリカ式中華料理の一つ。
広東料理の炒上雑酔(チャオシャン ズァースイ)、炒不砕(チャオ プウツオエイ)、炒雑砕(チャオ ザァツオエイ)という五目炒めが原型だといわれる。
◆チャプスイは、清朝末期の政治家、李鴻章(1823〜1901)が中国皇帝の使者として渡米した時に創作されたという。李鴻章はアメリカで1週間宴会攻めにあい、こってりした中国料理で消化不良をおこして胆汁症になってしまったので、随員の羅憑陸(ラヒョウリク)に同じ材料であっさりした炒め煮を作らせた。これが「チャプスイ」であった。
また、次の説もある。
アメリカ最初の大陸横断鉄道の建設作業のために中国南部から労働者が働きにきたが、出された食べ物は彼らの口には合わなかった。アメリカ人雇主たちは、労働者の中から料理人を選んで皆なの食事を作らせた。にわか仕立ての料理人が作ったのがチャプスイで、ご飯にごった煮をかけたものだった。彼らがいなくなった後でもこの料理はアメリカ国民の間に広まっていった。
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<そういえば...>
もう40年前になろうか、料理教室の基礎科コースの献立にチャプスイの名があった。このコースは花嫁修行?の一つぐらいに考えられていたので、酢豚や麻婆豆腐、かに玉などと同様に誰でも知っているメニューばかりを揃えていたはず。それなのに、チャプスイの名も並んでいた。はて、さて、チャプスイって?
後年、上野の精養軒のメニューに見つけたので、久しぶりに食べて見ることにした。
出てきた料理をみて、えっ!これが...?
友人が開口一番に「八宝菜のようだけれど、器が...?」と盛られている楕円形の白い洋皿を指して言った。
「中華丼の洋皿版ね。」
「カレーライスが丼で出てきたようなものかしら?」
「じゃあ、カレーうどんも似たようなものね。」と女三人寄れば何とかなのに、ましてや...。
食べ物はいろんな人がいろんな背景を携えてやってくる。折衷料理は数多くあるけれど、定着していったものはそれなりの理由があったはずだ。
それにしても、料理教室のメニューの一つに加えたお方はさぞ、この料理への思い入れが深かったのだろうと思うこの頃。




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