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押しずしの一種。長崎、大村地方の郷土料理。
室町時代、戦いに敗れて孤島に落ちのびていた大村藩主16代、大村純伊が大村領を奪還した時、喜んだ農民たちが将兵のために作ったのが始まりといわれる。
身近に適当な器がなかったので、餅つきの時に使うもろぶた(木箱)に飯を広げ、持ち寄った魚の切り身や野菜のみじん切りなどをのせて押した。これを将兵たちの食膳に出したところ、刀で飯を角切りにして手づかみで食べたという。
今ではすし型に酢飯を敷き詰め、味付けしたごぼう、椎茸、筍、などを散らして、その上に塩でしめた鯛、はんぺん、奈良漬け、錦糸卵を散らす。これをもう一度繰り返し、重しをかけてから角く切り分ける。一般のすしより少し甘いのが特徴であるが、昔の人々が材料を持ち寄って作っただけに、各家庭によってそれぞれの工夫がある。
勝戦にちなんだことから祝い事に欠かせない。

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