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汁や粉末をすくいとる、またはそれを口に運ぶ道具。
平安時代の匙は貝殻の形をしていたので「かい」と呼ばれ、かいには現在の杓子も含まれていた。
鎌倉時代になると茶道が発達して茶のための匙、茶匙(サシ)が使われるようになり、これが転じて「さじ」といわれるようになった。
さらに室町時代には香道も発達して香匙(キョウジ)が使われ、それまで匙や杓子の総称であった「かい」は、小型のものを「匙」、大型のものを「杓子」というように区別して呼ばれるようになった。
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<匙をなげる>
この匙とは薬匙(ヤクジ)のことであった。医者が薬を盛り分けるための匙のことで、茶匙、香匙のようにそれぞれの用途によって使い分けられていた。
江戸時代の将軍家や大名の侍医を「おさじ」と呼んでいた。
「おさじ」とは、どんな病も匙かげんひとつで魔法のように治してしまいそうな響きだ。その「おさじ」が、もうこれ以上患者を回復させる手立てがないと見放した時に、その匙は無用になってしまう。まさに「匙はなげられた」。
これが元になって病気に限らず救済の見込みがない場合にも用いられる。

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